今回は宗教についてですが。日本では多くの方が無宗教と言っていながら実際には数多くの宗教儀式に参加しています。生まれた時は宮参り、結婚はキリスト教(様式)、最後は仏教と世界中で改宗を行わず行っているのは日本だけでしょう。これは世界的に見れば異質なことなのですが。好意的に考えると宗教の究極の教えは全て同じと私は考えていますので日本人は本能的に理解しているのでしょうか。ともかく疑問符の付くところです。さてこの宗教の問題ですが外国で生活する時には非常に重要です。例えばNYCでは不動産関係者はユダヤ人が非常に多くその関係で金曜日の2時から土曜日一日安息に入ります。と言うことは金曜日の午後からは仕事にならない。当然、宗教の催し事を最優先しますので宗教祭日(断食、安息、復活祭など等)は休みます。弁護士も同様で戒律の厳しい宗派に属していれば電話もお断りとなります。どうにかなりませんかと言ってもどうにもなりません。これはユダヤ教に限った事ではありません。日本ではクリスマスシーズンになると時候の挨拶でクリスマスカードを送りますが時にはその文面が相手に対して失礼になる事がありますので注意をしなければなりません。メリークリスマスはキリスト教徒に対してのみです。イスラム教徒(回教)、ユダヤ教徒、仏教徒等多宗教の方に送れば口元はにっこりかも知れませんが心はなんと失礼なマナーの知らない人と思われるか面と向かって私は違う宗教ですと言われるかもしれません。又、ハッピーニューイヤーも宗教によって時期が違います。ではどの言葉が良いのか、一般的には明らかに宗教が判る以外にはシーズングリーティングと書くのが良いと思います。ここ数年カードにはこの言葉が非常に多く使われています。宗教への理解は海外で活動をする為には非常に重要です。昔は日本の駐在員の子弟が地元の学校に初登校した時、家の宗教を聞かれ答えられなかった時『あなたの家族は共産主義者か』と冗談で言われたそうですがそれ程宗教は生活に密着しています。日本の学校での社会科の授業では教えないのでしょうか。皆さん注意しましょう。
11月の第4木曜日に行われるメイシーズデパート提供の感謝祭パレードが終了するとクリスマス商戦が始まるのが例年だが、今年はクリスマス商戦は前倒しで始めているところもあり若干季節感が無くなってきている様に感じます。これも現在の経済環境の表れでしょうか。今年NYCに出店して頂いた会社もかき入れ時で非常に忙しいとの事でうれしい限りですが、商業不動産に関しては一休みの感じかな。多くの同業者も弁護士もクリスマス休暇、ユダヤ教の休みに入る関係で殆ど仕事が進まなくなってしまいます。数件の売りビルが在るのだけど残念。ところでこの宗教行事は不動産分野では非常に重要です。これは次回に詳しくご案内します。
前回に引き続き弁護士です。
さて弁護士と言ってもアメリカは非常に多いのです。アメリカは良くも悪くも細分化が進み弁護士も同じでそれぞれに専門が分かれます。移民、不動産取引、民事訴訟、刑事訴訟、破産など基本的にはエキスパートなのです。日本方は一般に弁護士は全部一緒だと思っていますが専門外の方に依頼すると場合によっては不利な契約を結ぶことになってしまいます。弁護士の選択は進出の第一歩の会社設立においても非常に重要な事になります。何でも行う弁護士は何が専門分野か聞いてみることが必要でしょう。その中でお客の質問に丁重、詳しくに答える方、或いは知人の評価などを聞き判断されることをお薦めいたします。私も多くの弁護士と取引がありますのでご紹介は可能です。
商業、住宅不動産全般は商業不動産弁護士、会社設立には商業不動産関係が最適でしょうが移民弁護士も行っています。
前回に引き続きなぜ弁護士が必要なのか
1) ニューヨーク州において不動産業者は契約書(賃貸、売買)の作成は認められておりませ
ん。法律に従事する者のみ可能なのです。
2) 契約書などは英語で作成された物のみ有効で、他の言語たとえば、日本語、スペイン語
で作成されたものは無効です。
3) 契約文内容などの顧客に対する法的なアドバイスも出来ません。文面内容のアドバイスは
弁護士から顧客に行うと言う形になりますので顧客とのミーティング時に、弁護士に不動産
関係者が提案すると言う形を取ります。
等があります。ただ実際に契約書に使われる英語は法律英語ですので必然的に弁護士が関わってくるようになります。
もし本人が英語に堪能で法的に理解したうえ署名すれば有効ですし。又、大家が自分で契約書を作成することも有効です。
アパートなどの賃貸契約書はニューヨークにおいて不動産協会など業界全体が標準的な内容と同意した形式の契約書を利用する場合があります。これらはレブニー、ブルームバーグの契約書と呼ばれこの契約書に不動産会社、管理会社が名前、賃貸期間、金額などを記入したものは有効と認められ特に弁護士が作成する必要はないと考えられています。ただし、追加条項が記入される場合、大家が記入したもの以外には弁護士が作成しなければなりません。
次回は弁護士について
アッパーイーストサイドの地下鉄の新路線の開発計画が承認されSecond Avenue(2番街)に路線が新設されます。完成まで10年は掛かるでしょう。なにせ計画どおりに進んだことが無い。予定はあくまで予定で決定ではないと言われますが。ともかく将来を見越して多くの高級コンドミニウム(マンション)が建設されていますが10年後を期待すればお買い時かもしれません。ただし残っていればですが。ちなみに1ベッドルーム(1LDK、60㎡)は$100万ドル以上です。20年前は新築で$20万ドルですよ。投資目的の方は購入後2年以内に売りに出します。リターンは最低40%位を期待していると思いますが。